匝瑳おひさま発電所

これは、過疎化が進む
農村を救った
発電所の物語

STORY

農業と、地域と、仲間と
共に未来へ

 40年前に山を削ってつくられた「開畑」と呼ばれる80万㎡もの広大な農地が広がる千葉県匝瑳市。「ミニ北海道」を思わせるような景観は地域でも親しまれています。しかし、肥沃な表土を剥ぎ取ったために水はけが悪く痩せていることに加え、高齢化による農業の衰退によって耕作棄地が広がってしまいました。

耕作放棄地
https://www.toyowa-village.org/action/clean/

 しかし、今、そこに変化が始まっています。畑の上に太陽光パネルを設置して農業と発電を同時に行うソーラーシェアリングが、希望の光となって広がっています。売電収入を活用して農業を支えることで、荒れ果てていた畑が復活し、安定した農業にもつながっています。売電収益は地域を支える「村つくり基金」としても活用されています。長い間「厄介物」だった「開畑」が農業や地域を支える「救世主」に変わったのです。

畑の上に太陽光パネルを設置して農業と発電を同時に行うソーラーシェアリング
ソーラーシェアリングを活用して農業を続け、地域つくりにも貢献します ソーラーシェアリングの売電収益は地域を支える「村つくり基金」としても活用されています 開畑の大地に降りそそぐおひさまの光を農業と発電で分かち合う

 「匝瑳おひさま畑」はこうした流れをさらに推し進めるために設立されました。長年引き受け手が見つからずに塩漬けされていた耕作放棄地を引き受け、ソーラーシェアリングを活用して農業を続け、地域つくりにも貢献します。

 開畑の大地に降りそそぐおひさまの光を農業と発電で分かち合い、売電収益で農業を支え、環境と地域を守り、地域の人たちと一緒に持続可能な社会をつくり上げるのが「匝瑳おひさま畑」の願いです。
株式会社匝瑳おひさま畑 代表取締役
 椿 茂雄

匝瑳おひさま畑 代表取締役 椿 茂雄

PARTNERS

出会いが創る発電所

「合同会社匝瑳おひさま発電所」は、2022年4月にソーラーシェアリングによる発電事業を手掛けるために設立された特別目的会社です。匝瑳市で「地域共生型ソーラーシェアリング」を実践してきた市民エネルギーちば株式会社(代表取締役 東光弘、本社:千葉県匝瑳市)が中心となり、本事業の農地の所有者であり、認定農業者である株式会社匝瑳おひさま畑(代表取締役 椿茂雄、本社:千葉県匝瑳市)、ENEOSホールディングス株式会社のCVC、ENEOSイノベーションパートナーズ合同会社(社長 長沼亨、本社:東京都千代田区)と国内でソーラーシェアリング事業を展開するSBIエナジー株式会社(代表取締役 河原武志、本社:東京都港区)、全国でソーラーシェアリングの導入サポートをしている株式会社アグリツリー(代表取締役 西光司、本社:福岡県那珂川市)の5社が出資しております。また株式会社千葉銀行からのちばぎんSDGsリーダーズローン(グリーンローン型) によるサステイナブルファイナンスを実行しています。

ABOUT

匝瑳おひさま発電所はソーラーシェアリング事業としては国内最大級であり、出力「AC1,920kW(DC2,702kW)」、敷地面積「64,500㎡」を誇ります。事業実施農地は匝瑳市の大規模な耕作放棄地等を活用し営農型太陽光発電事業を行うことで、荒れ果てた畑を復活させて安定した農業運営に繋げ、雇用の増加・食料自給率の向上を目指す「地域共生型再生可能エネルギー事業」となります。

また再生可能エネルギー由来の電力発電をしながら有機農業を行うことで、発電時のCO2排出量の削減及び有機農作物栽培による環境改善効果(CO2吸収効果)が見込まれ、持続可能な環境・社会の実現への貢献が期待されます。

発電容量
(AC)1920,(DC)2702
1枚のパネルサイズ
2094x359x30
方角
南、南東
栽培作物
大豆、麦
圃場面積
64500
駆動式 OR 固定式
固定式
FIT価格
18円
地権者
匝瑳おひさま畑
発電事業者
匝瑳おひさま発電所
営農者
匝瑳おひさま畑

ACCESS

アクセス情報:〒289-2106 千葉県匝瑳市飯塚

CONTACT

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